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田中貴金属ジュエリー株式会社

今までも、これからも ギンザタナカのサステナブルな活動をお伝えするコラム

第 2 回
調査で見る
「サステナブル意識」
—— その心理は、
ちょっぴりまだら模様

2021年の9月、ギンザタナカではサステナブルや
エシカル消費 ※1 の広がりを背景とした
「ジュエリーユーザーのサステナブル意識と
ジュエリーの保有傾向」に関する
意識調査を実施しました ※2
ジュエリーへの関心が高い層にサステナブル意識が
どのように拡がっているのかいないのか、
まずはその進捗状況を掴みたいという想いから
企画・実施したもので、
その結果を興味・関心をもって受け止めました。
なるほど、と思うとともに、
意外な心理も垣間見えましたので、
このコラムで、それらの内容を
皆さんと共有したいと考えています。

  • ※1 エシカル消費:「ethical=倫理的な」。近年では環境保全や社会貢献の意味で使われることが多く、それらに十分配慮された商品やサービスを選んで買い求めることを「エシカル消費」と呼んでいます。
  • ※2 年に1回以上ジュエリーを着用する習慣のある、全国の20歳以上の女性500人を対象としたインターネット調査。

「サステナブル」を巡る各種の回答

まずお伝えしたいのは、「Q1 “サステナブル”という言葉を知っているか」「Q2 商品購入時、その企業がサステナブルな取り組みを行っているかを意識するか」「Q3 サステナブルにつながる行動をしたか」という問いへの答えです。

Q1では、「言葉は聞いたことがあるが内容は知らない」が40.6%、「内容を含めて知っている」が29.6%という結果となり、内容まで知っているかなど理解度に差はあるものの、“サステナブル”という言葉の全体の認知度は7割を超える結果となりました。
Q2に対する回答では、商品を購入する際にサステナブルを意識している人は28.4%に留まっていますが、Q3の回答では61%がサステナブルな商品やサービスの購入や利用に関心を持っている、となりました。

総じて言うと、「知識はあり、実践はしてみたいが、今はやっていない」。頭ではわかっていても、行動に結び付いていないということかもしれません。確かに、買い物をする時その商品のメーカーがサステナブルな取り組みをしているか、いちいち調べるのは大変です。よほど印象に残るPR活動や広告展開をしていなければ、判断のしようもありません。
参加したいのにどうしたらわからないというニーズに答えるために、企業側はもっと効果的な情報発信を検討する余地がありそうです。

金やプラチナへの知識は高い傾向に

次に、なるほどと思ったのは「Q4 金やプラチナに関して知っていることは(複数回答可)」の問いに対する回答結果です。

「リサイクルできる(48.8%)」「(金は)空気中では錆びない(24.4%)」「家電製品は都市鉱山と呼ばれている(21.8%)」の順で回答が多く、他の問いも合わせると61.8%の人が金やプラチナについて何らかの知識を持っていることがわかりました。
また、年齢に注目してみると、年代が上がるほど知識も高くなる傾向が。これは、金やプラチナのジュエリーを着用・保有している割合が、年齢を重ねるほど多くなってくるからと推測されます。

ご自分で持っていることが知識の高さにつながっているという、当然と言えば当然の結果かもしれません。保有しているジュエリーの素材は、全体ではシルバー=59.4%、ゴールド=56.4%、プラチナ=49.2%の順で多いのですが、50代以上ではゴールドとプラチナがシルバーを逆転しています。
年代が上がるにつれ高額なジュエリー保有が増え、それと比例して知識も増えてくるのが見て取れます。

「しまい込む」人も多いことが判明

さらに深掘りした設問を見ていきましょう。

「Q6 使わなくなったジュエリーをどうしているか」です。選択肢には「売る」「譲る」「リメイクする」などが並んでいますが、中でも「しまっておく」という回答が最も多く、平均で45.1%となりました。
この、しまっておく心理を分析するため、「Q 7ジュエリーを誰かに譲ってもらったことは」の回答をひもといてみます。これには60.4%が「ある」と答え、多かったのが「父親/母親=42.6%」「祖父/祖母=18.6%」といった肉親です。
大切な人から譲り受けたジュエリーを処分することには心理的な抵抗があり、かと言ってどうしたらいいか思い付かず、ずっとしまい込んでいる様子が想像できます。大切な人から譲り受ける以外にも、ライフイベントに合わせた記念として購入した、自分自身へのご褒美で購入した、大切な人とお揃いで購入した、などその人のもとに来たジュエリーにはさまざまなストーリーがあり、それをたやすく手放すことは難しい。
思い入れがあるからこそ、大事にしまい込むという行動に結び付いているのかもしれません。

見て取れる、まだら模様の心理

このように、調査結果を見ていると、「サステナブル意識と貴金属に関する知識は高い」ものの、「実際の行動(エシカル消費やリサイクル)にはまだ消極的」といった心理・行動が読み取れます。
先にも述べたように、「やらなければと思っているけれど、まだできていない」状態なのです。「サステナブル」をベースに置いて分析すると、心模様としてはややまだらがかっていると言えるでしょう。
日本の社会的にも、サステナブルやエシカル消費といった動きは一般に広く意識されるようになってから間もなく、SDGsにしてもやっと知名度が上がってきた状況です。一方では、「思い入れのあるジュエリーは大切に持っておきたい」気持ちも強く働いていることは無視できません。

わたしたちギンザタナカとしてはこの現状を分析し、ジュエリーにとって何がサステナブルかを考えてみました。

「ずっとそのまま」にも価値が

例えば、あなたの初めてのボーナスで、ギンザタナカで買ったゴールドのジュエリーが壊れてしまったとします。
さあこれをどうしましょう?選択肢は細かく分けるといろいろありますが、積極的にサステナブルな道を選ぶには、ざっくりと大きく二つあります。
しまい込むのは止めて、もう一度日の目を見せてあげたい。または手放して、別の用途に還元させたい。思い入れを大事にするか、社会に役立てるか。

前者の場合、ギンザタナカで着用可能な状態に戻す「リペア」という道。
後者なら貴金属買い取りサービスRE:TANAKAで買い取ってもらうという選択肢があります。

実はゴールドは溶解・精製することで何度でも再生品化できる、とてもサステナブルな素材です。
ジュエリーとあなた自身のストーリーをサステナブルな未来へつなげていくために、修理をして使い続ける、繰り返し再生可能な素材として社会に還元する、など柔軟な選択が出来ます。
社会や環境のために役立てる、ずっと大切にし続け次の世代に受け渡す——ジュエリーにおいてのサステナブルには、この2つがあるとわたしたちは考えます。時代が変わっても価値を保ち続ける貴金属だからこそ成り立つ、循環型社会への貢献。
これからもギンザタナカでは、もっとフレキシブルにサステナブル意識を広げていきたいと思っています。

※ RE:TANAKAは田中貴金属の貴金属ジュエリー買取サービスのこと

橘 千佳

CHIKA TACHIBANA

(ギンザタナカ販売企画室室長)

商品開発や販促・広報全般を担当。
貴金属という限りある資源を扱っている限り、未来につながる持続可能な社会をつくることは、わたしたちの大切な使命だと思っています。
毎日の生活でも、フードロスを減らしたりリサイクルで資源節約にいそしんだり、いろいろな取り組みに励んでいます。